代表・事務所のご紹介

ごあいさつ

prof_img

特定社会保険労務士
新美 智美

こんにちは。フローリッシュ社労士事務所の新美です。
当事務所のサイトにご訪問いただき、ありがとうございます。

当事務所では、労務、ハラスメント、メンタルヘルスの分野を中心に、お客様からのご要望にお応えしています。
特にハラスメントについては、2020年にパワハラ予防措置が法制化されたこともあり、たくさんの講師依頼やご相談をいただいています。

しかし、今でこそ皆様の前でハラスメント防止研修の講師などしていますが、長いキャリアを思い返せば、自分自身がハラスメントの加害者でもあり、被害者でもありました。

加害者としての私

大学を卒業して就職した会社では、15年働き、その内の11年は人事部に在籍していました。一つの部署でそれだけ勤務していると、当然後輩指導なども行う立場になります。当時(今も?)私は、自分のことを仕事ができる人間だとは全く思っていませんでした。
そういう人間はパワハラなどしないかというとそうでもなく「私ですら出来るのだから、他の人も出来て当然。」という思いから「何で出来ないの?」と思うこともありました。その気持ちはおそらく態度に出ていて、同僚や後輩を傷つけたこともあっただろうなと思います。人によって出来ることと出来ないことの凸凹は違うということに、残念ながら思い至りませんでした。

被害者としての私

一方で、被害者になったこともあります。私が入社した当時は、時代的にも昭和的な価値観がまだ根強く残っていました。特に、私はその会社で女性総合職の二期目だったので、今思えばジェンダーハラスメントにあたる言動もありました。でも、当時私は「おかしいな」とは思いつつも声を上げることはしませんでした。組織の中で声を上げるのは「面倒くさい奴だ」と思われ、仕事がやりにくくなるリスクをはらんでいます。私は、差別と闘うために就職をしたわけではなく、仕事がやりたくて就職をしたのだから、仕事がやりにくくなるのだったら、少しくらいの差別はスルーしようと考えていました。そして、幸いなことに声を上げなければいけない程の大きな差別にはあうことなく、会社員時代を過ごしました。

転機

その後、社労士となり、名北労働基準協会からハラスメント研修の講師の機会をいただきました。最初からハラスメント関連の仕事をやりたいと思っていたわけではなく、この分野を専門にしようという考えも当時はありませんでした。
ただ、その後講師の機会をたくさんいただくようになり、それに応えるため勉強をしていくうちに、ハラスメントは単に「これをやってはダメ」「あれをやってはダメ」という話ではなく、職場のコミュニケーションや風土に関わる大事なテーマだと認識するようになりました。
その中でも私にとって印象深かったのは、2019年に起きた「週刊SPA!」の「ヤレる女子大学生RANKING」の一連の騒動です。その時に抗議を受けた編集長が発した「性的なことにまつわる特集をするときにどういった視点が必要なのか、○○さん(抗議活動の中心になっていた方)らは外国に住んでいた経験から我々には全くない視点があった。」というコメントが、ショックでした。「黙っていたら、痛みを感じていることを知ってもらうことは出来ない」と痛感し、声を上げることの大切さを改めて感じました。でも、会社員時代の自分のように、組織の中では声を上げにくい人もいるだろう、だったらハラスメント防止を職業にしている自分が、出来ることをもっとやっていきたいと思うきっかけになりました。

今、大事に考えていること

“声を上げる”というのは決して女性のためだけではありません。男性も、会社の都合を優先する組織風土の中で、自分の都合や権利を押し殺して働いてきた方が多いと思います。でも、自分を大切にしないことは、人を大切にしないこととつながっています。相手のつらさに共感できず、パワハラやセクハラを繰り返す人は、自分のことも大切にしていないのではないでしょうか。一人ひとりが自分のことも、他人のことももっと大切にできるようになれば、ハラスメントは減っていくと思います。
また、ハラスメント対策は正しい人と正しくない人を振り分けることが目的ではありません。根はやさしく人情味にあふれているのに、凝り固まった価値観をアップデートすることが出来ず、ハラスメントの加害者になってしまった方もたくさん見てきました。
もしも、トラブルになる前に考える場があったら、考えるきっかけがあったのなら、加害者も被害者も辛い思いをせずに済んだのではないか・・・、そんなケースが1件でも少なくなるよう、これからもハラスメントをはじめ、メンタルヘルス、労務の問題に関わっていきたいと考えています。

経歴

1993年 愛知教育大卒業
  〃   専門商社入社
2000年 社会保険労務士試験合格
2009年 総務省 年金記録第三者委員会入職
2012年 厚生労働省 公共職業安定所入職
2013年 社会保険労務士事務所開業

保有資格

国家資格

・特定社会保険労務士
・公認心理師
・精神保健福祉士
・キャリアコンサルティング技能士2級
・第二種衛生管理者

民間資格

・(財)21世紀職業財団 ハラスメント防止コンサルタント
・(一社)日本産業カウンセラー協会 シニア産業カウンセラー
・(一社)日本アンガーマネジメント協会 アンガーマネジメントファシリテーター、アンガーマネジメント叱り方ファシリテーター、アンガーマネジメントハラスメント防止アドバイザー
・(一社)産業ソーシャルワーカー協会 産業ソーシャルワーカー3級
・(株)ワーク・ライフバランス ワーク・ライフバランスコンサルタント
・日本コミュニケーションカード活用推進協会 コミュニケーションカード活用アドバイザー
・NPO法人日本交流分析協会 交流分析士2級
・NPO法人キャンサーリボンズ がん治療と仕事の両立サポーター

就任実績

・社会保険労務士法人 愛知労務管理コンサルティング 勤労者労働総合相談センター センター長
・(一社)名北労働基準協会 メンタルヘルス相談室 室長
・(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構 65歳超雇用推進プランナー

フローリッシュ社労士事務所のご案内

事務所名 ロゴフローリッシュ社労士事務所
代表者 特定社会保険労務士 新美 智美
所在地 愛知県大府市共西町(以下省略※)
※取引企業様にのみご通知します。
お問合わせ先 TEL:0562-85-2642(代表/受付時間 AM8:30~PM5:30)
FAX:0562-85-2643
休業日 土曜日・日曜日、祝日

事務所名の由来

“フローリッシュ”とは

  • 〈草木が〉繁茂する
  • 〈商売・事業などが〉繁盛する、成功している
  • 〈人が〉活躍する、元気である

という意味の英語です。
ご縁をいただいた企業様の事業が繁盛し、従業員が元気で活躍されるような組織づくりに全力を尽くす、
そんな想いで名づけました。

個人情報保護方針

お客様の個人情報保護に関するフローリッシュ社労士事務所の基本方針

※上記からダウンロードできます。

 

事務所案内

事務所名
ロゴフローリッシュ社労士事務所
代表者
特定社会保険労務士 新美 智美
所在地
愛知県大府市共西町(以下省略※)
※取引企業様にのみご通知します。
お問合わせ先
TEL:0562-85-2642
(代表/受付時間 AM8:30~PM5:30)
FAX:0562-85-2643
休業日
土曜日・日曜日、祝日

セミナーカレンダー