いきいき職場通信2026年3月号

2026年03月06日

いきいき職場通信 2026年3月号

ハラスメント&メンタルヘルス(セルフケア)をテーマとした従業員様向けニュースレター「いきいき職場通信」2026年3月号を作成しました。
よろしければ、社内webやE-mailで従業員様に展開する、社内の掲示板等に貼る、社内報の材料等として使用する(Wordでダウンロード出来ます)などでご利用ください。

「いきいき職場通信」2026年3月号

 

【ハラスメント】次のマンガを読んで、問題について考えましょう


<背景>

客先から資料の提出期限を早めてほしいという依頼を受けたAさん。担当者であるBさんにメールで連絡しましたが、他の用件の最後に書いたため、Bさんは見落としてしまいました。Aさんは「自分は伝えたから責任はない」と主張していますが、二人の上司であるCさんは「Aさんの伝え方にも問題があったのでは? でも指摘するとハラスメントと言われないだろうか」と悩んでいます。

<これってパワハラ?>

    • Q1】

      CさんがAさんに「伝え方に問題があったのでは」と伝えることはハラスメントになるでしょうか?

      1. A.Aさんが苦痛に思えばハラスメントになる
        B.
        言い方次第で適切なフィードバックになる
        C. A
        さんの態度に問題があるので、どのような言い方をしてもハラスメントにはならない

       

    • Q2】

      今回のケースで、組織として最も重要なのはどれでしょうか?

      1. A.誰の責任かを明確にすること
        B.
        再発防止の仕組みを整えること
        C. B
        さんの注意力を高めること

 

<答えと解説>

Q1】答え:B 言い方次第で適切なフィードバックになる

「指摘=ハラスメント」ではありません。

×「あなたのせいでクレームになった」「自分の責任を認めないなんて、卑怯な奴だ」
〇「メールだけでなく口頭確認もあると安心だったかもしれませんね」

人格否定ではなく、行動への改善提案になっているかがポイントです。ハラスメントを恐れて何も言えなくなることは、別のリスクを生みます。

Q2】答え:B 再発防止の仕組みを整えること

ハラスメントが起きやすい職場は、「人」に原因を求めがちです。健全な職場は、「仕組み」に目を向けます。

例:

・重要連絡は件名に【期限変更】と明示
・メール+口頭確認
・期限変更は共有フォルダに記録

個人攻撃ではなく、業務改善の視点を持つことが重要です。

今回のポイント

・問題点を伝える指導と人格否定を行うハラスメントは別物
・問題を指摘しないこともリスク
・「誰が悪いか」より「どう防ぐか」

ハラスメント防止は、沈黙の文化を作ることではありません。「どう伝えるか」「どう仕組み化するか」が鍵になります。

 

【メンタルヘルス】別れと変化のストレスに気づく ― 3月は喪失の月

3月は、退職や異動、担当替えなど、職場の「別れ」が増える時期です。環境の変化は、自分が思っている以上にエネルギーを使います。そこでおすすめなのが、書いてみるセルフワークです。紙に次の3つを書き出してみてください。

① 失うものは何か
(例:相談できる同僚、慣れた業務、安心感)

② 不安に感じていることは何か
(例:新しい人間関係、評価、役割の変化)

③ それでも続いていくものは何か
(例:自分の経験、身につけた力、支えてくれる人)

頭の中だけで考えていると、感情は曖昧なまま大きくなります。しかし、言葉にして外に出すと、気持ちは少し整理されます。「寂しい」「不安だ」と認めることは後ろ向きではありません。変化に適応しようとする、健全な心の働きです。

3月は、自分の気持ちに静かに耳を傾ける時間をつくってみてください。それが、4月への大切な準備になります。