2026年05月06日
いきいき職場通信 2026年5月号
ハラスメント&メンタルヘルス(セルフケア)をテーマとした従業員様向けニュースレター「いきいき職場通信」2026年5月号を作成しました。
よろしければ、社内webやE-mailで従業員様に展開する、社内の掲示板等に貼る、社内報の材料等として使用する(Wordでダウンロード出来ます)などでご利用ください。
【ハラスメント】次のマンガを読んで、問題について考えましょう

<背景>
Aさんは若手のホープ社員。仕事もでき、周囲からの期待も高く、現在も重要な業務を担当しています。そんなAさんから、「3か月の育児休業を取得したい」と相談がありました。上司のB課長は、「Aさんが3か月抜けると業務を回すのが大変になる」「Aさん自身も、長期間現場を離れると復帰後に大変なのではないか」という心配があり、上記のような対応をしました。
<これってパワハラ?>
【Q1】 B課長の言動は、ハラスメントになると思いますか?
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A.必ずハラスメントになる
B.育休取得へのプレッシャーと受け取られる可能性がありグレーゾーンになる
C.部下を心配しての発言だから、ハラスメントにはならない
D.業務遂行のために必須の指導なので、ハラスメントにはならない
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【Q2】 B課長として、より望ましい対応はどれでしょう?
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A.「みんな短いから、君だけ長いとよく思わない人もいるかも」と再考を促す
B.「どうしたら、課の業務に影響を及ぼさないか考えてみて」と伝える
C.取得希望を受け止めたうえで、業務調整や引き継ぎを一緒に考える
D.「本当に3か月必要?」と家庭状況を詳しく確認する
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<答と解説>
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【Q1】
解答:B
解説:B課長には悪意があるわけではありませんが、「みんなは1〜2週間くらい」「もう少し短くできない?」という言葉は、Aさんにとっては「長く取るのは歓迎されていないのかな」「希望どおり取得すると評価に影響するのでは」という心理的プレッシャーとして伝わる可能性があります。
近年は、男性が育児休業を取得すること自体は一般的になってきました。一方で最近は、「取得するかどうか」ではなく「どのくらいの期間取得するか」の場面で悩みやトラブルになるケースが増えています。特に、今回の漫画のように、配慮や心配から無意識に取得期間の短縮を促すようなコミュニケーションになってしまうことがあります。制度利用をためらわせるような言動は、強制すると「育児休業等に関するハラスメント(いわゆるパタハラ)」となる可能性もあります。
【Q2】
解答:C
解説:業務への影響を考えること自体は、管理職として当然必要です。しかし、まず大切なのは、「取得したい」という本人の意思を尊重することです。そのうえで、業務の棚卸し、引き継ぎ方法、周囲のフォロー体制、復帰後の支援などを、本人と一緒に考えていく姿勢が望まれます。
一方で、「みんな短いから」「周囲がどう思うか」「本当に必要?」といった言葉は、本人に取得を思いとどまらせる圧力として伝わる場合があります。また、家庭事情を必要以上に詳しく確認することは、プライバシーへの配慮という点でも注意が必要です。
【今回のポイント】
「心配して言ったつもり」が、相手には“取得しづらいメッセージ”として伝わることがあります。制度を「使える」だけでなく、「安心して相談できる」職場づくりを考えていきましょう。
【メンタルヘルス】“相談する力”を育てるセルフケア
5月は、新年度の緊張感が少し落ち着く一方で、疲れやストレスが表面化しやすい時期です。新しい環境や人間関係に適応しようと頑張ってきた人ほど、「まだ大丈夫」と無理を続けてしまうことがあります。
そんな時に大切なのが、“相談する力”です。セルフケアというと、「自分でストレスを解消すること」を思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、一人で抱え込まず、誰かに話すことも大切なセルフケアの一つです。
「こんなことで相談していいのかな」「迷惑をかけたくない」と感じる人もいますが、不調が大きくなってからでは回復に時間がかかることもあります。少し疲れている、気持ちが重い、寝つきが悪い――そんな小さなサインの段階で、周囲に話したり、相談窓口を利用したりすることが、心の健康を守ることにつながります。
“頑張り続ける力”だけでなく、“助けを求める力”も大切にしていきましょう。


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